美容室にキャッシュレス決済端末を導入し、会計を“スマート化”。サロンがより心地よい場所に

美容室 AIMANT

美容室は、サロンともいわれる通り、ヘアスタイルをデザインしてもらうだけでなく、快適な時間をすごし、心を整える場所でもあります。そうしたサロンでの“心地よさ”を、新しいキャッシュレス決済端末(スマート決済端末、モバイル決済端末)によって一層高めた美容室が、名古屋のAIMANT(エマン)です。

同店の会計オペレーションやお客さまへのサービスは、新しい決済端末の導入でどう変わったのでしょう。レセプションを担当する森須美瑛さんに聞きました。

AIMANTについて

名古屋市天白区に店をかまえる美容室。お客さまのライフスタイル・ファッション・髪質・骨格などをふまえた「その人にフィットしたデザイン」を強みとし、若者はもちろん、子どもから年配者まで幅広い客層に支持される。またショートヘア・ボブスタイルのデザインに定評があり、高いオーダー率を誇る。https://aimant-hair.com/

決済端末に関する「課題」がいくつか発生していました

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新たにキャッシュレス決済端末を導入する前は、レジではどのようなオペレーションを行っていましたか?

実は、キャッシュレス決済端末そのものは、以前から使っていました。

そうなのですね。そこから新しい端末に切り替えたのは、なぜでしょうか?

以前から使っていた端末に関して、いくつか課題を感じていたんです。その一つは、使用していた端末が使いづらくなってきていたことです。というのもその端末はもう7年ほど使っていて、画面が汚れで見にくかったり、暗証番号のボタンが固くなって押しづらかったりしたんです。

とくに当店は年配のお客さまも多いので、端末の使いづらさを改善してお客さまに少しでもスムーズに会計していただけるようになったらいいなと感じていました。

それともう一つ、機械の動きが遅かったことも課題でした。カードを読み取り、最後に控えが出るまでの一連の動作に、けっこう時間がかかってしまっていて。美容室の場合、どうしても同じタイミングで複数のお客さんの会計が重なる場合があります。とくに土日は予約が集中するので、そうしたことが起こりがちです。なので端末の動作が遅いと、お会計の渋滞が起こってしまうんです。

ちなみに以前の端末では、どのような種類の決済を行っていましたか?

クレジットカードと、SuicaやiDをはじめとする電子マネーの決済を行っていました。ただ、決済を行うには、端末とつなげたタブレット機器の操作もセットで行う必要がありました。

PayPayをはじめとするQR決済での支払いは、受け付けていましたか?

QR決済に関しては、レジ近くにQRコードのボードを置き、お客様に読み込みと金額の入力をしていただく形で決済していました。

会計にかかる時間が、1人につき1~2分も短縮!

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では、そこから新しいキャッシュレス決済端末を導入することになった経緯を教えてください。

きっかけとなったのは、当店のオーナーがお客さまからキャッシュレス決済端末「PayCAS Mobile」の存在を教えていただいたことです。これであれば現状の端末より画面が見やすく、操作もしやすいうえ、クレジットカード・電子マネー・QR決済のすべての決済を、端末一つで完結させられると聞きました。

さらには現状の端末と料金面を比較したところ、クレジットカード会社に支払う手数料が、現状より安くなることもわかりました。

検討を経て2022年8月から、PayCAS Mobileをレセプションに導入する運びとなりました。

いざ端末を使いはじめるにあたり、セッティングの手間などはいかがでしたか?

SB C&Sさんの方で、事前に必要な設定をしていただいた状態で端末が届いたので、こちらではとくに設定などを行う必要はありませんでした。

初見でも操作方法がシンプルでわかりやすいなと感じました。とくにマニュアルを見ることもなく画面の指示に従うかたちで、ものの10~15分くらいで実際に決済を行えるようになりました。

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実際に会計オペレーションを行ってみての、率直な感想は?

率直に、操作がかんたんで、画面も見やすいなと感じました。以前の端末よりも画面がかなり大きく、タッチパネル式でもあるのでスマートフォンを使うような感覚で直感的に操作できるなと。実際にお客さまからも「前より使いやすくなったね」「画面が見やすい!」といった声が挙がりました。

お客さまにとってだけでなく、オペレーションを行う私たちにとっても操作が行いやすく、新しいスタッフにも教えやすいですね。またトレーニングモードがあり、一連の会計オペレーションをシミュレーションできる点も重宝しています。

それともう一つ、明確に感じたのが早さです。通信や機械の動作で待たされることがあまりなく、レシートが印字されるまでのスピードも早いため、会計オペレーションにかかる時間がだいぶ短縮されました。

具体的に、どれくらい短くなりましたか?

体感値としては、以前はカードを読み込む込むところからレシートが出るまでに、トータル2~3分ほどかかっていました。それがPayCAS Mobileでは、トータル1分くらいになりました。当店では、現金での支払いよりキャッシュレス決済の件数が多く、多い日にはキャッシュレス決済だけで1日20~30件にのぼります。1件につき1~2分早くなるというのは、とても大きいですね。導入後は、会計待ちの渋滞も起こりにくくなりました。

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サロンの印象を左右するレセプションが、より快適な場所に

他には何か変化はありましたか?

レセプション担当は私一人なのですが、会計オペレーションだけでなく電話応対や来客案内、事務作業などが重なってしまい、一人で対応できないときはスタイリストやアシスタントに助けてもらっています。でも決済にかける時間が短縮されたことで、ヘルプしてもらうことが少なくなったので、結果的にお店全体の業務の円滑化にも寄与していると言えるかもしれません。

さらにいえば私は手が空いたときに、お店のホームページ制作やSNS投稿に関わったり、スタイリストやアシスタントの作業を手伝ったりすることがあります。決済業務の時短で生まれた時間により、今後はそうしたお店の利益につながる業務に、一層注力できるのではないかと思います。

あらためて、キャッシュレス決済端末「PayCAS Mobile」の導入は、お店に何をもたらしたと思いますか?

大まかに言えば、お客さまに、より快適に過ごしていただけるサロンに近づいたのかなと思います。会計をお待たせして不快にさせてしまう場面が減り、端末もストレスを感じずに操作していただきやすくなりました。あわせて私たち側にとっても、会計オペレーションの負担が以前に比べて時間的にも精神的にも軽くなり、余裕をもってお客さまに接することができるようになりました。

レセプションは、担当したスタイリストにかかわらず、すべてのお客さまが最後にたどり着く場所です。そこで「すごく似合っていますよ」「髪色いいですね」「パーマすてきです」などとお声がけして送り出すのが私の役目ですし、それが私にとって幸せな瞬間でもあります。

お店の印象を左右するレセプションだからこそ、そこでスムーズにお支払いを行っていただけるようになったことは、気持ちよくお店を出ていただく意味でも、次のご来店につなげる意味でも、小さくない価値があるのではないかと感じています。

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(2023年6月2日)